AIの讃歌は歌うべきなのか

コロナがもはや死語になりかけ、誰もが待ち望んでた平和な日々が戻ってきたどころか戦争は世の中で様々な所で勃発され続ける上、新たな脅威が日に日に浮上している。

残念なことにこれはサノスのガントレットをハメて呑気にはしゃいでる近所のガキほど可愛いものではなければ、ダイエット中のメタボおっさんにとって天敵であるマドレーヌよりおっかないものになり得るだろう。

その脅威はあらゆる「人工知能」という。又の名をエーアイ。ローマ字表記にするとちょっとややこしいことになる。お金よりずっと大事なもんだとホスト達が口先でいうやつだと読み間違えられるし、昔やたらに「一人じゃないから」としつこく歌ってた歌手の名前も同じなので漢字の書き方の方が誤解を避けられるはず。

愚かな賢者や黒い雪など存在しえないもののように少々聞こえはするが。実際本来愚かな人間すらしかできなかった「知的な行為」が今機械的に実行されるようになって現在はその状況を喜ぶ一握りの投資家がいれば、大抵の人は自分の雇用が脅かされてて不安でしかない。

人気ドラマの脚本家や自称ライターにプログラマーは勿論、仕事中にスイカゲームしかしてない平社員に限らずエースのサラリーマンまでこの状態では全員多かれ少なかれ危機感持たずにはいられない。状況がシビアすぎて「ハケンの品格」の篠原涼子すらきっとビビるはず。

とはいえ将来のことばかり心配したら実質ひきこもりに変わりはないし、どうしようもないし、むしろこの試練を乗り越えられるチャンスを見逃せてしまう。一方、悲観はしなくてもいいかもしれない。技術の爆発的な進歩のおかげでSF小説ですら誰も思いもしなかったことも実現されるだろう。最悪、機械に職を奪われた暁、初めてハローワークへ向かう時に口ずさめばいいか。その道を歩む日が来たらきっと「一人じゃないから」。

著作「エーアイ。技術によって増大された知能」(粗訳)
著者 フランソワ・カザールとシャンタール・カザール
出版 De Boeck Supérieur
Noisette Press 118号 (2023/11)

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